信長の野望と小説(3) [歴史小説とゲーム]
こんばんは。
今日は(?)前回に引き続き火坂雅志さんの作品からお薦めを紹介します。
近年、評価が上がっている武将の藤堂高虎が主人公の「虎の城」です。
最初は、武勇一辺倒だった高虎が豊臣秀長や徳川家康あるいは穴太衆と出会い成長してゆく姿にはカタルシスを感じる方も多いのではないでしょうか?
最終的には家康に「先手は井伊と藤堂を」と遺言されるぐらい信頼される実力者になるわけですが、決して平坦な人生を歩んでいるわけではありません。
また、世間一般の変節や風見鶏のイメージではありません。
この物語には、悩み苦しむ中で築城や政謀に才を発揮し、「人生≒城を立てる」高虎がそこにいます。
前回の伊達政宗も同様ですが、彼らは単に運に恵まれ、茫洋に生きて来たわけではありません。
政宗は、傾いた生きざまと教養で、高虎は築城に代表される建築で自分をもがきながら表現していたのではないでしょうか?
追記:幕末の藤堂藩の朝廷方への寝返りに、「その行い、藩祖(高虎)に似たり」と幕末の他藩士が批判したのには納得できません。なぜ、200年前の人物になぞらえて批判するのでしょうか?裏側には自藩の負い目をどこかに転嫁したいだけなのに・・・と思えてならないのです。そもそも200年前の人を理不尽になじる奴とは、私は友達になりたくありません(苦笑)。
今日は(?)前回に引き続き火坂雅志さんの作品からお薦めを紹介します。
近年、評価が上がっている武将の藤堂高虎が主人公の「虎の城」です。
最初は、武勇一辺倒だった高虎が豊臣秀長や徳川家康あるいは穴太衆と出会い成長してゆく姿にはカタルシスを感じる方も多いのではないでしょうか?
最終的には家康に「先手は井伊と藤堂を」と遺言されるぐらい信頼される実力者になるわけですが、決して平坦な人生を歩んでいるわけではありません。
また、世間一般の変節や風見鶏のイメージではありません。
この物語には、悩み苦しむ中で築城や政謀に才を発揮し、「人生≒城を立てる」高虎がそこにいます。
前回の伊達政宗も同様ですが、彼らは単に運に恵まれ、茫洋に生きて来たわけではありません。
政宗は、傾いた生きざまと教養で、高虎は築城に代表される建築で自分をもがきながら表現していたのではないでしょうか?
追記:幕末の藤堂藩の朝廷方への寝返りに、「その行い、藩祖(高虎)に似たり」と幕末の他藩士が批判したのには納得できません。なぜ、200年前の人物になぞらえて批判するのでしょうか?裏側には自藩の負い目をどこかに転嫁したいだけなのに・・・と思えてならないのです。そもそも200年前の人を理不尽になじる奴とは、私は友達になりたくありません(苦笑)。
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タグ:火坂雅志
2017-11-03 23:10
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