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特別展 伊達政宗-生誕450年記念-を見てきました。 [歴史(戦国)]

先日、仙台市博物館で開催されております「特別展 伊達政宗-生誕450年記念-」を見てきました。
やはり地元宮城の英雄の特別展は見ておかなければと、一念発起した次第です。
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仙台市博物館のホームページは、下記よりご覧ください。季節ごとに良企画が仙台で楽しめます。
URL:https://www.city.sendai.jp/museum/index.html

※仙台市博物館では、仙台・宮城県の学生へお得な割引サービスで観覧可能です。
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特別展の感想はと言いますと、ひとこと、新しい気づきと郷愁を感じた良企画でした。
甲冑(特に伊達政宗、伊達成実、片倉小十郎《ただし、2代目重綱》のそろい踏みに注目)、刀剣、茶器、その他政宗の愛用品が展示されています。全部は紹介できないので、特に、私が心ひかれたものを5つ紹介します。館内展示は撮影禁止でしたので、記憶違いはご容赦願います。
1.伊達輝宗書状 岩城殿(常隆)宛、宋林斎宛
コメント:政宗に比して、柔弱な父親というイメージを持たれがちですが岩城殿宛の書状では、織田の関東進出に対して芦名氏等を含んだ奥州連合構想を呼び掛けたり、宋林斎宛書状では、若年で政務(?)で不始末を仕出かした政宗を激励する内容です。やはり、彼も政治家であり、厳父でもあります。

2.鎬藤四郎吉光※ただし、箱のみ。刀身は明暦の大火で焼失。
コメント:豊臣秀吉から拝領した名刀。政宗は終身大事にしました。死後、徳川家光に献上されました。基本的に政宗は所領を大削減される等の嫌がらせを受けており、好印象を抱いていないと考えていてもおかしくありません。ただし、安土桃山文化の精華を文化人としての政宗に浴させてもおり、案外、父にも似た感情を抱いていたのかもしれません。

3.徳川家康領知覚書(百万石のお墨付)大崎少将宛(伊達政宗宛) 4.唐物肩衝茶入 山井 大名物 5.唐物肩衝茶入 小肩衝 大名物
コメント:歴史好きにはお馴染みの家康が反故にした百万石のお墨付きです。結局、関ヶ原の戦い後には、自力で切り取った刈田郡白石付近の2万石しか加増されませんでした。
比して、政宗がいかにも喜びそうな大名物を惜しげもなく与えるあたり、家康の狸っぷりが伺えます。
美(茶器)よりも実利(石高)というのがいかにもです。

他にも、香木(銘柴舟)や政宗愛用のキセル・初めての国産鉛筆等の日用品等が展示されていて楽しめました。

締めくくりで同館2Fにあるレストラン「三の丸」で美味しいランチをいただきました。
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私の伊達政宗の初読は、山岡壮八著の「伊達政宗」でした。ぜひ興味のある方は一読ください。





また、11月30日に発売される「信長の野望大志」でも政宗は昇り龍として大暴れしそうです。
ぜひ、皆様の手腕で伊達政宗の天下取りを実現させてみては、いかがでしょう。












タグ:伊達政宗
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