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用心と覚悟について [日常]
なかなかひどい(興味深い!?)出来事に遭遇し、たまたま「三成の不思議なる条々 著:岩井三四二」と「関ヶ原 著:司馬遼太郎」での小早川秀秋の項が頭によぎったので、これを紹介させていだきます。簡単に言うと、今回のイベント企画・運営者も秀秋も用心と覚悟がたりなかったのではと。
![三成の不思議なる条々 [ 岩井三四二 ] 三成の不思議なる条々 [ 岩井三四二 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/5155/9784334775155.jpg?_ex=128x128)
◇遭遇した出来事について
前々から楽しみにしていたファンクラブイベントに参加しに埼玉県まで行ってきたのですが、ライブの企画中に、スマホやタブレットでアンケートをリアルタイムでとり、プレゼント用のポートレートの図柄やイベントの進行を決めるという企画があったのですが、ライブ中にWebページが開かない、開いても集計がとれないというトラブルがありました。
(MCの説明によれば、サーバーの要領には問題なく、携帯キャリアの電波占有領域オーパーによる問題だということでした。)
結局、アナログによる歓声による集計という方式をとり対応しておりましたが、観客がめいめいに自分のスマホの受信状況をMC宛に叫びだし、MCがその言動を確認しながらグダグダの進行をするという流れになり、一言で表現すると「時間と金銭の浪費」でした。
〇問題があったと思われる点
考えてみると、この企画自体にそもそも問題があったのではないかと思うのですが、いくつか列挙します。
・用心の問題について
(1)そもそも携帯キャリアの電波占有領域オーパーは想定できたのでは?
→ほとんどのスマホユーザーは、3大キャリアに所属しており、かつその分布にも偏りがあるのは分かるはず。キャリアごとに閲覧のURLを変えるなどの工夫は可能。
(2)ライブイベント中に携帯のスマホを開くの許容するのはどうか?
→盗撮や録音の可能性を考えなかったのか?また、参加者同士のPASSの盗聴の可能性を考えないのか?IT関係をかじった関係者としては考えられない行為
(3)スマホ等で集計をとる行為自体に意味があったのか?
→集計をとるたけなら、入場時の紙集計で十分。
・覚悟の問題について
(1)スマホ等による集計がうまくいかなかった時点で代替として、他企画を前倒しするべきでは?
→スマホいじりに参加しているわけではないです。例えば、歌声がPRポイントであれば、ライブ中止に企画を切り替えるべき。結局は、どの時点で原案を転換するかというかということ。場つなぎは、バンド演奏などでサポートするetc
(2)重大事には責任者ができるだけすばやく決断するべきでは?
→観客に意見をMCが聞きつつ進行するのはどうか。進行を決め、責任を持つのはリーダーのみにするべき。冗長に長引かせるのは遠征組には酷だと思う。
◇これを小早川秀秋に当てはめると
「三成の不思議なる条々 著:岩井三四二」では、小早川の旧臣が「裏切りにあらず戦機をみはからっていただけ」と述懐しています。
しかし、我々は小早川秀秋には一般的には、卑怯な裏切りもののイメージが強いです。
「関ヶ原 著:司馬遼太郎」もこの説を取っています。
・用心の問題について
(1)東軍、西軍に実質のある保険をかけるべき。
→たとえば、大阪城や京に軍勢を警護名目である程度置いておき、どちらが勝利しても係争地を確保して、差し出すことも可能では?
(2)判断がつかないのであれば、仮病を使っても京・大阪にいるべきではない。
→そもそも、秀秋の家臣の大部分は秀吉からつけられたもので、戦の経験は不足し、忠誠も期待できない。
用心に成功した例:上杉討伐が行われ帰国が命ぜられた鍋島直茂は、帰国後ただちに尾張以東の米の買い付けを命じて要所に備え、一部を宇都宮で秀忠に献上し、会津討伐が中止されて家康が関ヶ原に向って西上すると、要所の備えた米を献上した。。これが家康の心証をよくした。
・覚悟の問題について
(1)家康に信頼を得たいのなら、自分の身内を犠牲にする覚悟も。
→血を流す覚悟のないものをだれも信頼しない。
(2)決断したなら、全部をかけるべきでしょう!!
→かけるなら城ごとそっくりそのまま(By山内一豊)、妻が自害することもあり得る(by細川忠興)
覚悟に成功した例:真田家は犬伏の別れで、西軍の昌幸、幸村と東軍の信之に分裂した。しかし、東軍に残った信之のおかげで、真田の家名は明治期までつづいた。信之の哀願により、昌幸、幸村の命も助かった。
◇締めに、これだけは!!
歴史に学ぶものは賢者、学ばないものは愚者ということでしょう。その意味でも小早川秀秋と関ヶ原は大きな示唆を後世の私たちに示していると思うのです。秀秋を我々は嘲笑できないはずです。
さあ、戦国時代好きのあなたも11月30日発売の「信長の野望 大志」で関ヶ原の戦いにいざ、出陣。さあ、あなたは、どのように用心と覚悟を示しますか?


![三成の不思議なる条々 [ 岩井三四二 ] 三成の不思議なる条々 [ 岩井三四二 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/5155/9784334775155.jpg?_ex=128x128)
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◇遭遇した出来事について
前々から楽しみにしていたファンクラブイベントに参加しに埼玉県まで行ってきたのですが、ライブの企画中に、スマホやタブレットでアンケートをリアルタイムでとり、プレゼント用のポートレートの図柄やイベントの進行を決めるという企画があったのですが、ライブ中にWebページが開かない、開いても集計がとれないというトラブルがありました。
(MCの説明によれば、サーバーの要領には問題なく、携帯キャリアの電波占有領域オーパーによる問題だということでした。)
結局、アナログによる歓声による集計という方式をとり対応しておりましたが、観客がめいめいに自分のスマホの受信状況をMC宛に叫びだし、MCがその言動を確認しながらグダグダの進行をするという流れになり、一言で表現すると「時間と金銭の浪費」でした。
〇問題があったと思われる点
考えてみると、この企画自体にそもそも問題があったのではないかと思うのですが、いくつか列挙します。
・用心の問題について
(1)そもそも携帯キャリアの電波占有領域オーパーは想定できたのでは?
→ほとんどのスマホユーザーは、3大キャリアに所属しており、かつその分布にも偏りがあるのは分かるはず。キャリアごとに閲覧のURLを変えるなどの工夫は可能。
(2)ライブイベント中に携帯のスマホを開くの許容するのはどうか?
→盗撮や録音の可能性を考えなかったのか?また、参加者同士のPASSの盗聴の可能性を考えないのか?IT関係をかじった関係者としては考えられない行為
(3)スマホ等で集計をとる行為自体に意味があったのか?
→集計をとるたけなら、入場時の紙集計で十分。
・覚悟の問題について
(1)スマホ等による集計がうまくいかなかった時点で代替として、他企画を前倒しするべきでは?
→スマホいじりに参加しているわけではないです。例えば、歌声がPRポイントであれば、ライブ中止に企画を切り替えるべき。結局は、どの時点で原案を転換するかというかということ。場つなぎは、バンド演奏などでサポートするetc
(2)重大事には責任者ができるだけすばやく決断するべきでは?
→観客に意見をMCが聞きつつ進行するのはどうか。進行を決め、責任を持つのはリーダーのみにするべき。冗長に長引かせるのは遠征組には酷だと思う。
◇これを小早川秀秋に当てはめると
「三成の不思議なる条々 著:岩井三四二」では、小早川の旧臣が「裏切りにあらず戦機をみはからっていただけ」と述懐しています。
しかし、我々は小早川秀秋には一般的には、卑怯な裏切りもののイメージが強いです。
「関ヶ原 著:司馬遼太郎」もこの説を取っています。
・用心の問題について
(1)東軍、西軍に実質のある保険をかけるべき。
→たとえば、大阪城や京に軍勢を警護名目である程度置いておき、どちらが勝利しても係争地を確保して、差し出すことも可能では?
(2)判断がつかないのであれば、仮病を使っても京・大阪にいるべきではない。
→そもそも、秀秋の家臣の大部分は秀吉からつけられたもので、戦の経験は不足し、忠誠も期待できない。
用心に成功した例:上杉討伐が行われ帰国が命ぜられた鍋島直茂は、帰国後ただちに尾張以東の米の買い付けを命じて要所に備え、一部を宇都宮で秀忠に献上し、会津討伐が中止されて家康が関ヶ原に向って西上すると、要所の備えた米を献上した。。これが家康の心証をよくした。
・覚悟の問題について
(1)家康に信頼を得たいのなら、自分の身内を犠牲にする覚悟も。
→血を流す覚悟のないものをだれも信頼しない。
(2)決断したなら、全部をかけるべきでしょう!!
→かけるなら城ごとそっくりそのまま(By山内一豊)、妻が自害することもあり得る(by細川忠興)
覚悟に成功した例:真田家は犬伏の別れで、西軍の昌幸、幸村と東軍の信之に分裂した。しかし、東軍に残った信之のおかげで、真田の家名は明治期までつづいた。信之の哀願により、昌幸、幸村の命も助かった。
◇締めに、これだけは!!
歴史に学ぶものは賢者、学ばないものは愚者ということでしょう。その意味でも小早川秀秋と関ヶ原は大きな示唆を後世の私たちに示していると思うのです。秀秋を我々は嘲笑できないはずです。
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タグ:小早川秀秋
2017-11-18 23:39
nice!(1)
コメント(1)
こんばんは。
ファンクラブイベント、お疲れ様でした。
初日は通信関係のトラブルがあり、2日目も演者のトラブルがありと、トラブルが多かったイベントでしたね。
このイベントで起こったことが、今後のイベントに「教訓」として活かされればいいですね。
by ナベちはる (2017-11-21 00:14)