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どんなに無能よばわりされようとも [日常]

長いこと仕事を続けていると、後輩には追い抜かれ、上司に罵られるという堪えがたい屈辱を受けることがあります。
これは、昔の詩聖も同じようで、次のような詩を詠っています。

吏情更に覚ゆ 滄州の遠きを、老大 徒らに傷んで未だ衣を払わず
(『唐詩選』杜甫・曲江対酒)
ー勤め人根性が身にしみついた今となっては、世捨て人の矜持も遠い別世界の話、いい年をしながら自分の無能を嘆くばかりで、きっぱりと職をなげうつ決心もつかない。-

たとえば、どのように無能扱いされようと、他に生活のしろを得る場がなければ、針のむしろでも居座るしかない。
杜甫の自嘲は決して他人事ではありません。

私の場合でも健康保険、カード払い残高、生活への不安は尽きません・・・。

まぁ、だからこそ仕事を頑張れるんですがね!!(笑)


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タグ:漢詩 仕事
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意外に勘違いしている効率の良い雪の溶かし方 [日常]

今日も朝起きましたら、たっぷり雪が積もってました。エエ、たっぷりと・・・
相変わらず、雪かきをしたんですが、案外都会の人が気が付いてない効率の良い雪の溶かし方をお教しえます。

質問です。雪は上から溶けると思いますか?下から溶けると思いますか?

正解は、”下”から。
つまり、地面に面している面から、地熱で溶けるんです。

ちなみに、上からの太陽光は雪に反射されます。

専門用語では「根雪」というものが原因とのことです。
雪が解けにくくする「根雪」とは、一番下になっている氷の層があり、地表と微妙な隙間を作っている現象です。

つまり、氷の層が形成される前、若しくは形成された後には、スコップで叩きわって、
地表の黒いところが少しでも出てくると、そこから地表に熱が伝わり、あっという間に雪が減ります。

注意点としては、氷をたたき割る必要があるので、金属製の農作業用のスコップを用意しておくことと、
手ぶくろ・軍手の類いをして雪かきをすることでしょうか。
手がしもやけになる恐れもありますし、スコップが跳ね返った衝撃で手に傷を負うことを防ぐんです。

欲を言えば、軽い雪を効率的に運搬するために、プラスチックの幅広型の雪かきスコップと
ペアで運用するとさらに、効率が良くなります。

◆注意点
やってはいけないこととして、お湯を広い範囲にまいて表面の雪を溶かすことです。
これは、「根雪」を外していないので、気温が夜になり下がった後などにスケートリンクのような
アイスバーンになる恐れがあります。
氷を柔らかくするためにちょっと併用をすることはアリかもしれませんが、広い範囲にまくのは
危険な行為です。


PS:休日明けの職場が怖い!!雪かきで体力を消耗した後の仕事は、キツイんです!!

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子から母の愛を想う。 [日常]

今日の西郷どんは、西郷家の家族の絆とジョン万次郎の母子愛をテーマとして、ラブについて
描いていました。
個人的には、劇団ひとりの演じるジョン万次郎の演技の泥臭さがGood!!と感じました。

いつの時代でも親、特に母に誇らしい自分で在りたいという動機付けで仕事や事業に励むもの
は少なくないようで、古代中国の漢詩にも次のようなものがあります。

凱風南よりして 彼の棘心を吹く。
(『詩経』邶風・凱風)
-暖かな南の風は、いばらの芽にふきそよぐ。いばらの芽はまだおさなく、母ぎみの苦労は尽きない。
こうしてはぐくまれた若芽も、育ってしまえばただのいばらにすぎず、何の役にも立たぬ雑木である-

いばらの芽に仮託して、母の愛を思い、自分を責める子の情を詠う。

わが身に振り返ってみると、病弱だった自分を育ててくれた母の期待には十分には応えられていない自分がここにあり、冷や汗が滝の如し(苦笑)
人生の砂時計の粒はあとどれくらい・・・


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タグ:漢詩 時間
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たまには、過去を懐かしむのもアリ。 [日常]

よく職場の先輩や同僚と飲み会をしていると、案外、楽しかった時よりも、
辛かった出来事の話題で盛り上がります。
何ででしょうかね?当時は血尿がでるくらい辛く、職場放棄したいと思っていたのに・・・(苦笑)

下の漢詩は宋代の蘇軾のそんな心境を詠った漢詩。
少年 辛苦 真に蓼を食い、老景 清閑 蔗を啖うが如し
(宗・蘇軾・定恵院寓居月夜遇出)

-若年のころの苦労はただもうタデを食うような辛さ苦さと感じられものだが、
年老いてくるとそこにもサトウキビを噛むような甘みがあるのを知る。-

過去も今も、名政治家も現代のサラリーマンも勤め事に感じる感情は通じるものがある。
ちょっと、親近感を感じます(笑)

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タグ:仕事 漢詩
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バレンタインチョコ(中国版) [日常]

思いをかけた男に果物を投げるという古代の「投果」という風習が現在でも中国西南少数民族
に残っているそうです。
これは、その風情を歌った漢詩。

我に投ずるに木瓜を以てす、之に報ずるに瓊琚を以ってせん。
(『詩経』衛風・木瓜)

-わたしに木瓜の実を投げたあのひとに、佩玉をお礼におくりたい。お礼というのではなく、
末永い愛情のしるしまでに(報ユルニ匪ズ、永ク以テ好ミヲ為サン)-

何となく、今の義理チョコ云々の日本文化よりも古代中国の「投果」の方がロマンチックに感じます・・・


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「サヨナラ」ダケガ人生ダ [日常]

人生の幸せの一つは、たまにしか会えない旧友と遭遇して近況を報告しあうことでしょうか。
直接、利害が絡まない間柄だからこそ気兼ねなく話せる。
普通の事なのに幸せを感じる。会話こそ人間の快楽の一つでしょう。
それも別れがあるからこそ。

花開いて風雨多し、人生 別離足る。(『唐詩選』于武陵・勧酒)

-花に嵐はつきもの、人生は所詮、別離の場なのだから-。

この詩には井伏鱒二の名訳があって、こちらも有名。

コノサカヅキヲ受ケテクレ ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトエモアルゾ 「サヨナラ」ダケガ人生ダ

またの再開を心待ちにして。サヨナラ。


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今この時を楽しむ。 [日常]

時間は有限で何よりも貴重なもの。であれば、この時を一生懸命に生きるべし。

花開いて折るに堪えなば直ちに須らく折るべし。
花無きを待って空しく枝を折る莫かれ。
(『三百首』杜秋娘・金縷衣)
-花が咲いたら頃合いの時期に手折るのが良い。花が散った後に枝だけを折っても何もならないのだから-

食べたいときに食べたいものを食べるのが健康に一番良いと言い訳して夜食する男一人ありけり。
深夜に食べる甘味のなんと美味いことかな!!

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サラリーマンは繁忙期に夢を見る。 [日常]

繁忙期にサラリーマンが夢を見るのは、なんでもない平穏な日常。

逝って将に女を去り、彼の楽土に適かんとす。楽土よ楽土、爰に我が所を得ん。
(『詩経』・魏風・碩鼠)
-今こそおまえと縁を切って、幸せの国へ出てゆこう。幸せの国、幸せの国よ、そこが私の安住の地だー。

あなたの縁を切りたいのはなんでしょうか。
私は、自分自身の過剰な競争心ですね。
出世や超過勤務手当はほどほどで十分です。とにかく、時間が欲しい!!

世の中のしがらみをすり抜けて、文庫本を5冊ほど鞄にいれて温泉宿に行きたい。
もちろん、携帯電話もOFFで。
そんな、夢を見つつ、明日の仕事の準備を行う深夜。



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タグ:漢詩 繁忙期
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頑張れ、受験生諸君。 [日常]

気候は、相変わらず寒く雪もチラついておりますが、日に日に明るい時間が
長くなっております。
受験生諸君には、いよいよ各大学の受験本番が近づいております。
(大学によっては、来週から推薦入試がある大学も)

青青たる子の衿、悠々たる我が心。
(『詩経』・鄭風・子衿)

-青い衿のついた服を着たあなたの姿を思い浮かべると、私の恋心も募ります。-

厳しい時期を乗り越えた先に、明るい春が待っているかも!?
頑張れ、受験生諸君。


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タグ:漢詩 受験生
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いざ、帰らん我が家へ [日常]

昨日は、朝から晩までガッツリ、久しぶりにお仕事をしました。(朝と午前:肉体労働&夕方から:デスクワーク)
ほぼ終電に近い地下鉄に乗ることができた心境を漢詩に託し、一言ボソリ。

帰りなんいざ、田園将に蕪れなんとす 胡ぞ帰らざる
(晋・陶淵明・帰去来辞)

晋の大詩人陶淵明の41歳の作品。
-さあ帰ろう、故郷の田園がいまにも荒廃しそうなのに、どうして帰らずにいられようか。-

私に、例えてみると、繁忙期になるにしたがって、部屋も汚部屋になり、家族との会話も
早朝と深夜に一言、二言になりがちです。

駅のホームで呟く。「帰りなんいざ、我があばら家へ」

つかの間の休息へ心を逸らせる。


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タグ:漢詩 仕事
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